「ちゃんと乾かしているのに、広がってしまう」そんなお悩みはありませんか?
先日サロンで、40代後半のお客様からこんなご相談を受けました。「毎日ドライヤーでしっかり乾かしているのに、夕方になると髪が広がって、毛先もパサついてしまうんです。時間もかけているのに、何がいけないのか分からなくて」。
お話を伺うと、毎晩30分ほどかけて乾かしておられました。熱風を長く当てて、髪が「乾いた感じ」になるまでじっくり乾かす。実はこの方に限らず、とても多い習慣です。髪は乾かしすぎると水分や油分が抜けて、キューティクルが浮きやすくなります。その結果、広がりや乾燥、まとまりにくさにつながってしまうのです。
ドライヤーの基本は「時間」より「順番」と「距離」
ドライヤーは、時間をかければ良いというものではありません。大切なのは、髪のダメージを抑えながら効率よく乾かすことです。ここでは、サロンでお客様にお伝えしている基本をご紹介します。
1. タオルドライで水分をしっかり取る
ドライヤーの前に、まず水分を取ることがとても大切です。タオルで髪を挟むようにして押さえ、ゴシゴシこすらないようにしましょう。こすると摩擦でキューティクルが傷つき、ダメージの原因になります。根元の水分はタオルで軽く押さえ、毛先は包み込むように水気を取ってください。
2. 根元から乾かし、毛先は最後に
多くの方が毛先から乾かしがちですが、正しくは根元からです。髪の内側や根元が乾いていないと、そこだけ蒸れて膨らみやすくなります。ドライヤーの風を根元に当て、指や手ぐしで髪を持ち上げながら乾かしていくと、ボリュームも抑えやすくなります。毛先は余熱を利用して仕上げるイメージで十分です。
3. 髪から15〜20cm離して当てる
ドライヤーを近づけすぎると、局所的に高温になり、髪へのダメージが増えます。特に毛先は熱に弱いので、少し離して、風を全体に行き渡らせるように動かしてください。目安は15〜20cmほどです。
4. 最後は冷風で仕上げる
乾かし終わりに冷風を当てると、キューティクルが引き締まり、艶が出やすくなります。熱で開いた状態のまま放置すると、髪の表面が不安定になりがちです。根元から毛先に向けて冷風を当て、ツヤを整えるつもりで仕上げてみてください。
ドライヤー前後のケアで、仕上がりは大きく変わります
先ほどのお客様には、ドライヤーの使い方に加えて、ケアの習慣も見直していただきました。ドライヤーは髪にとって熱のストレスがかかる工程です。だからこそ、その前後で髪を守ってあげることが大切になります。
シャンプーは洗い上がりの状態を整えることから
乾かし方と同じくらい、洗い方も仕上がりに影響します。SENJYUの「Synergy Pure Shampoo」は、毎日のシャンプーで髪と頭皮を心地よい状態に保ちたい方に向けたシャンプーです。洗いすぎず、すっきり洗い上げることで、その後のドライヤーでもまとまりやすい土台を作ることができます。
ドライヤー前は「Synergy CELL CURE(ミルク)」でなじませる
タオルドライ後の髪は、乾いた髪よりも傷つきやすい状態です。そこで、ドライヤーの前に「Synergy CELL CURE(ミルク)」を毛先中心になじませてみてください。熱から髪を守る意識で使うと、乾かしたあとのしっとり感やまとまりを感じやすくなります。つけすぎるとベタつきの原因になるので、少量を手のひらで広げてから、毛先を中心になじませるのがポイントです。
仕上げは「Synergy CURE OIL(オイル)」を少量ずつ
ドライヤーが終わったあとの仕上げには、「Synergy CURE OIL(オイル)」が活躍します。乾いた髪の表面に、ほんの1〜2プッシュを手のひらで薄く伸ばし、毛先を中心につけてください。ツヤが出て、パサつきが気になる部分もまとまりやすくなります。根元につけると重たく見えることがあるので、必ず毛先を中心にしてください。
毎日のひと手間が、夕方の仕上がりを変えます
ドライヤーの時間を短くするだけでも、髪は驚くほど変わります。目安としては、髪が「完全にカラカラ」になるまで乾かす必要はありません。根元までしっかり乾いて、毛先がほんのり湿り気を残すくらいで止めると、ダメージを抑えやすくなります。
先日のお客様も、順番と距離を意識し、ケアを取り入れるようになってから「朝のまとまりが違う」「夕方も広がりにくくなった」と喜んでくださいました。特別なことをしなくても、ドライヤーの使い方を少し変えるだけで、髪は応えてくれます。
もし今、「ドライヤーの後に髪が広がる」「毛先がパサつく」とお悩みでしたら、まずは今日の乾かし方を一つだけ見直してみてください。根元から乾かす、少し離して当てる、最後に冷風を使う。その小さな積み重ねが、毎日の髪を支えていきます。