枝毛・切れ毛が気になる方へ|原因と毎日のヘアケア対策をスタイリストが解説

「毛先がパサついて、まとまらない」そんなお悩みはありませんか?

先日サロンで、45歳のAさんがこんなお話をしてくださいました。「鏡を見るたびに毛先が割れていて、結んだ後にぴょんと飛び出す毛が増えてきた。ヘアアイロンで伸ばしても、すぐにパサついてしまうんです」。話を伺うと、毎朝の時間がない中で、タオルでゴシゴシ拭き、生乾きのまま急いでブラシを通していたそうです。年齢を重ねると髪の水分を抱える力が弱まるため、同じケアでも髪が傷みやすくなります。Aさんのように「特別なことはしていないのに」と感じる方は、実はとても多いんです。

枝毛・切れ毛が起こる主な原因

枝毛は、毛先のキューティクルが剥がれて髪の内側が割れてしまった状態、切れ毛はその傷みが進んで途中で切れてしまった状態です。主な原因は次の4つです。

1. 摩擦によるダメージ

タオルで強くこする、濡れた髪を乱暴にブラッシングする、寝ている間に枕と擦れる。こうした摩擦はキューティクルを少しずつ削ります。特に濡れた髪は非常にデリケートなので、この時間の扱いがとても大切です。

2. 熱によるダメージ

ドライヤーを近距離で長時間当てる、髪が乾ききらないうちにヘアアイロンを使う。熱で髪内部の水分が失われ、パサつきや割れの原因になります。

3. カラー・パーマ・縮毛矯正などの化学的ダメージ

施術そのものは髪をきれいに見せるためのものですが、回数を重ねると髪の内部構造に負担がかかります。施術の間隔が短いと、毛先に負担が集中しやすくなります。

4. 紫外線と乾燥

夏の強い日差しや冬の乾燥した空気も、髪から水分と油分を奪います。自覚しにくいダメージですが、積み重なると毛先の切れ毛につながります。

今日からできる枝毛・切れ毛対策

洗うときは「こすらず、泡で包む」

シャンプーは爪を立てず、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。毛先は手のひらで泡を包み込むようにするだけで十分です。Aさんには、髪への負担を抑えやすい洗浄力のシャンプーとして、Synergy Pure Shampooをお使いいただくことをおすすめしました。洗いながら髪がきしみすぎないかを確認しながら、ご自身の髪質に合うかを試していただくのがポイントです。

タオルドライは「押さえる」

タオルで髪を包み、軽く押さえて水分を吸い取るのが基本です。ゴシゴシ拭くのは、切れ毛の一番の原因になります。

ドライヤーは「根元から、少し離して」

ドライヤーは20cmほど離し、根元から乾かして最後に冷風で整えます。毛先が乾いてから止めるのではなく、毛先は少し湿り気が残る段階で止めて余熱で仕上げると、パサつきを防ぎやすくなります。

水分と油分を補ってから、毛先にオイルで仕上げる

乾燥が気になる方には、ミルクで水分を補い、オイルで保護するケアがおすすめです。Aさんには、髪全体にSynergy CELL CURE(ミルク)を少量なじませたあと、乾いた髪の毛先を中心にSynergy CURE OIL(オイル)を薄くのばしていただきました。オイルは量が多いと重く見えてしまうため、「足りないかな?」くらいの少量から始めるのがコツです。

サロンでお伝えしている「ほかにも大切なこと」

ホームケアと同じくらい大切なのが、定期的なカットです。傷んだ毛先をそのままにしておくと、割れがさらに上へと進んでいきます。「もったいない」と感じるかもしれませんが、数ミリの毛先カットで全体の印象がぐっと軽やかになることも少なくありません。また、寝具をシルクやサテン素材に変えたり、就寝前に髪を軽くまとめたりするだけでも、摩擦の軽減に役立ちます。

まとめ:髪を「いたわる習慣」が、未来の髪をつくります

枝毛や切れ毛は、一度できてしまうと根本的に元に戻すことはできません。だからこそ、これ以上傷ませないための毎日の積み重ねがとても大切です。Aさんは、お風呂上がりのタオルの当て方を変え、ドライヤーの距離を意識するようになってから、「朝のまとまりが違う」と笑顔で話してくださいました。できることから少しずつ、ご自身の髪をいたわる習慣を取り入れてみてください。

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