ある日突然、髪が別人になった朝
朝、鏡の前でふと手が止まる。
昨日まではなんとかまとまっていたはずの髪が、まるで別人みたいにパサパサ。引っかかる…。
毛先はほうきのように乾き
ツヤなんてどこにも見当たらない――。
そんな変化は
縮毛矯正やパーマ、ブリーチカラー
そして物によってはトリートメントでさえも
薬剤施術の結果として突然降りかかる。
しかもその多くは、
「昨日よりも少しだけ悪くなった」ではなく、
「急に変わった」という衝撃で訪れます。
なぜ、こんなことが起きるのか
薬剤施術によるダメージ失敗は
大きく分けて3つの理由があります。
-
美容室を転々とすることで履歴が分からない
毎回違う美容室に行っていると、施術前に美容師が見えるのは「今の状態」だけ。
実はその奥に、過去の薬剤履歴や蓄積ダメージが隠れています。これが確実に把握できないと、薬剤の選択や塗布時間を誤りやすくなります。 -
得意ではない技術を“受け入れて”しまう
美容師も人間。得意分野があれば苦手分野もあります。
お客様の持ってきたSNSの画像に「できます」と答えたものの、実際には経験不足で、結果的に必要以上の負担をかけてしまうケースがあります。 -
髪質の変化に気づけない
長年同じ薬剤で問題なく施術していたのに、年齢や体調の変化で髪質が変わり、突然その薬剤に耐えられなくなることがあります。
こうしてダメージを負ってしまった場合
根本から修復するには髪が生え変わるまで待つしかなく
数年単位の時間が必要になることも珍しくありません。
希望はまだあるー
落ち込む気持ちは分かります。
でも
今の髪をこれ以上悪化させないこと
少しずつ状態を上げていくことは
今日からでも始められます。
サロンケアは
退店時から次回来店までに迫り来る
ダメージの原因たちから髪を守ってくれる
“鎧”を髪に付与するもの。
そしてホームケアは
熱、紫外線、シャンプー、摩擦、水質
などのダメージの原因たちから
サロンでまとった鎧を壊されないようにする為の
防御アイテム・回復アイテムです。
どちらか一方ではなく、
並行して続けることができて
ダメージ毛の回復を早めていくんです!
毎日できる、ダメージヘアのホームケア
シャンプー|摩擦ゼロ洗いで、土台を整える
補修成分を含みながら摩擦を抑える処方が必須。
シャンプー前に濡らすときは2〜3分かけてしっかり汚れをクレンジングしてください。
その後、手のひらで泡立ててから頭皮をマッサージするように優しく洗います。
- 指の腹で“こする”より“ほぐす”イメージ
- すすぎも2〜3分しっかり、根元のきしみを残さない
ミルク|内部補修&熱保護はドライ前の“必須”
タオルドライ後、毛先中心に均一塗布。
水分と栄養分を補給し、柔らかさをキープします。
- 量の目安:セミロングで1~2プッシュ
- 手ぐしでとかしながら、中間~毛先に均一化
オイル|表面に薄い“フタ”で水分とツヤを守る
乾かす前、ミルクのうえから重ねつけ。
つけすぎは禁物、1〜2プッシュで大丈夫。
- 中間~毛先→表面の順で“薄く均一”に
- 前髪は指先に残った分だけでOK
ドライヤー|風の向き=仕上がりのツヤ
9.5割ほど乾くまでは普段通りに乾かす。
後頭部の根本→顔まわりの根本の順で乾かすと時短に⭕️
仕上げは、上から下へキューティクルを寝かせるように乾かし、冷風で面を整える。
- 癖毛を伸ばしたい方は優しく引っ張りながら風を当てる
- 根元→中間→毛先の順でふわっと
アイロン|毎日派は150℃以下、通しは“ゆっくり一回”
高温の多当てはタンパク変性を進め、髪をゴワつかせます。
必要部位に低温でゆっくり一回通しで面を整えるのが鉄則。
- 前髪・顔周りほど温度低めでコントロール
- ミルク+オイルの熱保護を前提に
ブラシ|“絡みを割く”が正解、無理に通さない
濡れ髪は特にデリケート。毛先→中間→根元の順で少しずつ。クッション性の高いタイプがおすすめ。
- 乾かした後にとかして仕上げると艶のレベルが何倍にもなります!
「これ以上悪くしない」が最短ルート
髪は自然治癒しません。
だからこそ、正しい順番×正しい使い方で
日々の摩擦と熱ダメージを減らすことが近道。
今日から積み上げた人ほど
3ヶ月・半年で違いが出ます。
迷ったら、僕に相談してください
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